過敏性腸症候群の食事

症状に応じた食事療法が必要

夫婦の食事のシーン

 

過敏性腸症候群には、これといった特効薬がないので、治療の基本となるのは生活習慣の改善を中心とした対処療法で症状を緩和していくことになります。

 

過敏性腸症候群の原因となっているストレスを軽減するための生活指導や食事療法が過敏性腸症候群の治療の基本となります。

 

食事療法では、暴飲暴食をしないでバランスの良い食事を摂ることや、毎日決まった時間に3食摂ることなどが指導されます。これによって規則正しい排便習慣が身につくようにしていきます。

 

また、過敏性腸症候群では、便秘型と下痢型のタイプがあるので、それぞれの症状に応じた詳しい食事指導も行われます。

 

下痢型の場合の食事

過敏性腸症候群の下痢型のタイプで下痢が続いている場合には、出来るだけ消化が良いものや胃腸に負担のかからないものを食べるようにしましょう。

 

野菜は繊維質の少ないものを選び、しっかりと煮込んだ煮物や雑炊などがおすすめです。

 

また、下痢の時には胃腸が過敏になっているため、カフェインや炭酸飲料、香辛料などの刺激物は避けて、消化の悪い油っこい食べ物や、牛乳なども避けた方が良いでしょう。

 

過敏性腸症候群では、下痢になっても腸炎などのような脱水症状になるような酷い下痢になることは稀ですが、食べたらお腹が痛くなり下痢になってしまうので、食べること自体が怖くなる人も多いです。

 

下痢が長く続く場合には、胃腸がかなり弱っているので、無理して食べると症状が悪化してしまいます。ですから、無理をしないようお腹が空いたときに消化の良いものを少しずつ食べるようにしましょう。

 

便秘型の場合の食事

過敏性腸症候群の便秘型は、一般的な便秘は原因が違うので、食事の注意点も異なってきます。

 

一般的な便秘では、腸の働きが鈍くなっていることが原因なので腸の蠕動運動を促すために食物繊維が豊富な食べ物が良いとされています。

 

しかし、過敏性腸症候群の便秘の場合には、ストレスなどによる痙攣性の便秘なので、そのような食べ物は避けた方が良いです。

 

ゴボウなどの根菜類に含まれる不溶性食物繊維は、痙攣性の便秘の改善には不向きですが、わかめなどに多く含まれている水溶性食物繊維は痙攣性の便秘に有効なので積極的に摂りましょう。

 

また、一般的な便秘では、起床してすぐの水分補給が有効であるとされていますが、痙攣性の便秘では逆効果です。

 

冷たい飲み物も避けた方が良いです。

 

水分補給をする際には温かいお茶などにして、コーヒーや紅茶などのカフェインが多い飲み物や香辛料などの刺激物も避けるように注意しましょう。

 

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